介護職の資格で周知度が高くなった『介護初任者研修』
無資格者でも就労できる介護の仕事。
なぜ、わざわざ資格をとるの?
無資格の場合できる仕事とできない仕事があります。介護施設であれば、無資格でも掃除・洗濯・送迎・事務などの仕事が可能です。しかし、要介護者の身体に触れて介護をする仕事はできません。
とは言うものの、現在人手不足もあり確実に有資格者と無資格者の線引きをしている施設は少なく、介護福祉士など有資格者が指導して業務ができる環境ならば無資格者でも就労できています。
必ず有資格者でないと就労できない介護サービスがある
それは訪問介護サービス
訪問介護では、たとえ家事援助であっても無資格者は従事することができないと決められています。
訪問介護員は単独で利用者の自宅へ行き業務をこなして行く為必ず資格が必要になってきます。
現在では『小規模多機能』のサービスが増え、『通い・泊り・訪問』といったサービスを一つの事業所で出来るようになりました。
有資格者でないと出来ない業務があるので『無資格者でも就労』は難しいです。
『介護初任者研修』と『介護実務者研修』の違いは?
介護職員初任者研修(カリキュラム130時間)
期間:1.5か月~4か月
費用:キャンペーン価格などで行っている所が多く、4万円~8万円程度
介護福祉士実務者研修(カリキュラム450時間)
初任者研修(ヘルパー2級)の資格が有ると免除されるカリキュラムがあるため、資格のあるなしで期間も費用も異なります。
無資格
期間:6か月
費用:10万円~20万円
資格有り
期間:1か月~
費用:6万円~15万円
資格取得のカリキュラムは、初任者研修で基礎、実務者研修で応用と医療ケアの知識を学びます。
費用も違いますが、あまり費用を賭けれないなという方は初任者を取らず実務者研修を受けることもできます。
基礎を省くので難しい事もありますが、すでに介護業務をされている方には良いですね。
実務者研修では、喀痰吸引研修、経管栄養研修もカリキュラムに入っていますが、研修を終えて実地研修を受けなくては喀痰吸引、経管栄養共に実施はできません。
これらの資格を取得後介護福祉士の受験資格も得られることができるのですが
介護福祉士
受験資格取得までの期間:養成校卒業の場合は2年、実務ルートの場合は介護の仕事に従業した期間3年以上(1095日)でなおかつ従事日数540日以上
費用:受験料は15,300円
養成校の場合100万~200万 実務ルートの場合 実務者研修費用が必要
実務ルートは期間はかかりますが、働きながら資格が取れるので給与も確保しつつ資格取得を目指せます。
介護支援専門員
受験資格取得までの期間:受験資格となる資格を保有してから5年以上の実務が必要
費用:受験費用は都道府県により異なり7,000円~13,800円 実務研修費用は20,000円~75,000円
ケアマネジャーと言われる資格です。
この資格は難易度が高く、5年に一度更新試験もあるため常に介護保険の変化を学び活かすことができます。
資格があると…
資格手当がつく
処遇改善手当の金額に差が出る
利用者とのコミュニケーションに役立つ
各疾患の癖に気が付く
介護の資格は自分で育てる
経験を積んだだけ知識になるので、ロールプレイングをしている感覚です。
要所で資格を取っていけばレベルアップ。
給与の問題もありますが、経験と知識は必ず報われる事でしょう!
今後の介護飛躍に期待しましょう。