介護福祉士にしかできない事という物はないので名称独占資格になるわけですが、
国家資格には「名称独占」と「業務独占」の2種類の資格がありますが、介護福祉士は「名称独占」です。資格を持っている人だけが「介護福祉士」と名乗れますが、業務に関しては資格を持っていない人も行うことが可能です。医師や看護師などの資格は「業務独占」となります。
では、名乗れるだけの資格の意味は?
専門性は?
経験と勉強あるのみです。
『士』業と呼ばれるものは経験値から伸びていく物と言われることもある資格や業種だそうで何となく働いているといつまでもスキルアップもないですね。
強いて言うならば
http://www.jaccw.or.jp/fukushishi/senmon.php
これが専門性だそうですが…
リハと一緒にプランを考えることだったり
Ns'と協力して日々の経過をみたり
在宅復帰となる方には在宅前指導を行ったり…
どれも利用者の経過を報告するため
毎日ケアする介護従事者たちの観察があってこそプランが立っていくわけですよ!
小さな事でも見逃さずプラン作成や変更に役立てるだからこそ
体の可動域、疾患の影響、その辺の知識も把握しておく必要もあるのです。
どの施設で働くかにおいても知識の使い方が違ってくると言うことにもなりますね。
デイサービス
通所リハ
グループホーム
療養型施設
特養
など本来用途や目標が違うのだから、利用者のニーズは何か?
に着目して介助に入らなくてはなりません。
現場がこれだけ『専門性』に着目するとしたらケアマネージャーや地域包括の方にもきちんと利用者にあった施設の選出をお願いしたいと思います。
介護度だけが利用者のレベルを決めるのではなくどれだけ手がかかるか。
介護度は保険の支給金額を決めるものでしかないと私は思っています。
介護サービスを使う中で色々な業種から報告が来ると手のかかり具合がわかると思います。
そんな人をどう対応するかも介護福祉の専門性だと思うのです。
まだまだ『専門性』には課題だらけの難しい世界ですが、従事者達は日々奮闘し、あるものはボランティア精神で乗り切っています。
誰もが迎える老いに国民が真剣に向き合って考えたらもっと良い方向に行くのではないかと思います。
私も皆さんも介護されるその時どんな介護が受けれるのか?受けたいのか?
ずさんな施設に入りたくないですね( ꒪⌓꒪)