現在の職場は老人保健施設です。
リハビリをし在宅復帰を目指すのか、特別養護老人ホームなどの入所待ちなのか…
自宅に帰れると信じて入所する高齢者も沢山います。
ですが家族の事情もあり大半は自宅には帰れません…
そんな高齢者の心のケアも担う私たちは、過ごしやすい環境を作る必要があるのですが過酷な現場に加え人手不足。
職員が余裕をもって高齢者に向き合う時間も取れず業務におわれた毎日を高齢者に見せているだけだ。
介護現場の矛盾を語り出すときりのないくらい現場のずさんさがでてきます。
そんな中で本当に『介護』の仕事に一生懸命に取り組んでいる職員をみると忙しくずさんな現場にいても『あの人のように仕事を楽しめば良い空間になる』とモチベーションもあがるなと気持ちも晴れてきます。
彼らも思うところは沢山あるはずですが愚痴もあまり出さず高齢者の一人一人をよく知っていて、彼らがケアをすると笑顔や話し声がよく出ている高齢者が沢山います。
『キラキラ介護士』なんて言葉も出ていますが、キラキラだから高齢者に活力や活気が出るのだと思います。
歳を重ねていくと若い頃と何が変わっているのか?
見た目や状態が衰えますが、気持ちや人格が変わりますか?
自分の様子をみるとあまり変化のないように思えませんか?
人は自分の変化に鈍感です。
自分が高齢者になった時、周りとのギャップが生まれてくるから介護拒否も出てきて自分でまだまだやって行ける気がするのでしょうね。
そんな時『キラキラ』と楽しそうに働く介護職員がいたらどれ程励みになるでしょうか。
不満も愚痴も沢山ありますが、まずかっこいい職員を目指し納得出来る仕事が出来る人になることで、本来のケアが活きて行くんだと思っています。
介護の仕事は奥が深く、かっこいい。